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骨粗鬆症の薬で生じる顎骨壊死5

MRONJ

テリパラチド

ビスフォスフォネートは骨代謝を不治発にして骨粗鬆症の進行を抑えます。副甲状腺製剤であるテリパラチドは骨を新しく作る骨芽細胞に働きかけることによって骨形成を促し、骨粗鬆症を改善する新しいタイプの薬です。

MRONJは骨吸収が進行することにより悪化していきますが、テリパラチドはMRONJの進行を阻止します。これまでMRONJに対する有効な治療薬がなかったため、傷口を保護し感染しないよう清潔に保つこと以外に対処できなかったのです

テリパラチドは骨粗しょう症に対して有効で、かつMRONJに対しても効果が期待できる薬です。ただし大変高価なので、ビスフォスフォネートに取って変わる状況にはないようです。

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