当院長が執筆した記事が季刊誌『すきすき京都』令和7年春号に掲載されました。
「すきすき京都」は恒河沙(ごうがしゃ)が発行するフリーペーパーであり、恒河沙は京都市北区大宮釈迦谷にある、青少年のための自立支援施設です。
同じ悩みをもつ友達へ~私が再び学校に通うまで~
一週間頑張って登校しましたが、これ以上通い続ける気になれず、今朝からまた不登校です。小学6年生のとき何となく学校に行けなくなって依頼、不登校が始まりました。「このままずっと学校に行かないと将来どうなるのだろう」といつも気にしていました。
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中学生になり毎日学校に通ううちに友達が少しずつ話しかけてくれるようになりましたが、しばらくするとみんな離れていきました。ハッとしました。もしかしてお母さんが言った「口が臭うよ」という言葉と関係があるかもしれないと。
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歯科で検査をうけたらいろんな病気を指摘されてショックでしたが、ちゃんと通えば解決することが分かりました。次の週歯科衛生士さんに唇や舌のトレーニングする方法を教えてもらったり、家で使っている歯ブラシをもって正しい歯の磨き方を教えてもらったりしました。
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近い距離でも普通に長く話せるようになりました。また学校に通い始めて3か月になりますが、たぶんもう大丈夫です。今後歯医者に行ったら、今のクラスのこと、友だちのことを歯科衛生士さんに聞いてもらうつもりです。

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