2024年11月24日に令和6年度厚生労働省慢性疼痛診療システム均てん化等事業近畿地区主催の「第5回 歯科医のためのHeadache Academy」が開催され、歯科医や脳神経内科医、脳神経外科医、心理士が講演する中、講師の一人として登壇しました。
痛覚変調性疼痛(nociplastic pain)の考え方と歯痛・頭痛との関連
「歯の痛みがひどくなると周辺に痛みが広がって肩や頭まで痛くなる」と患者さんからよく聞きます。これは単純に痛みの範囲が拡大しているだけですが、もう少し複雑な拡がり方や関連性が存在します。歯痛と頭痛との関係を発症時期の時系列と因果関係の有無から5類型に分類し、それぞれの類型にあった症例を見つけ出して紹介しました。
- 歯痛が頭部に拡大
- 歯痛が頭部の痛みの原因
- 頭痛が口腔・顔面に拡大
- 頭痛が口腔・顔面の痛みの原因
- 歯痛と頭痛の合併

痛覚変調性疼痛に対する治療法
侵害受容性疼痛でもなく、神経障害性疼痛でもない複雑な痛みが痛覚変調性疼痛です。この痛みに対しては規定の治療法がないため、医療者は手探りで治療をすることになります。私が考えた治療法を紹介しました。
中枢感作
- 水素吸引療法/シリコン製剤(抗酸化作用)
- 桂枝加朮附湯(抗酸化作用)
- 清湿化痰湯(痰飲の除去)
- プロバイオティクス
社会的痛み
- アサーショントレーニング
- ソーシャルスキルトレーニング
- グリーフケア
- アンガーマネジメント
- 環境調整 リソースの活用
身体化
- ストレスマネジメント
- リラクゼーション
- マインドフルネス
- 環境調整 リソースの活用


