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生薬 |
ORIENTAL MEDICINE |
甘草(かんぞう)
マメ科のウラルカンゾウやナンキンカンゾウの根と根茎を乾燥させ、生薬にしたものです。甘草の主成分はグリチルリチンで砂糖と比較すると2倍の甘さを持ち、甘味料として食品に添加されることもあります。グリチルリチンには抗アレルギー作用や解毒作用、消炎作用、副腎皮質様作用など多くの働きがあるため、ほんだ式口臭治療で用いられるエクセレントブレス・デンタルペーストにもグリチルリチンが配合されています。
甘草は多数の漢方方剤に用いられ、個々の生薬の性質を穏やかにして働きを調和させる役割を担っています。また炎症を抑え、筋肉の痙攣を治し、咳を抑える作用もあります。
甘草を使用する際には、偽アルドステロン尿症に注意する必要があります。甘草を含む方剤を何種類も同時に使うと甘草の含有量が多くなり、浮腫や高血圧、低カリウム血症が現れる場合があります。
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