口腔外科・口腔内科 情報センター > 漢方治療 > 生薬
生薬 |
ORIENTAL MEDICINE |
麻黄(まおう)
草麻黄、木賊麻黄、中麻黄の緑色の若葉を乾燥させて生薬にしたものです。写真は大阪薬科大学薬用植物園で栽培されていたシナマオウです。
麻黄にはエフェドリンが含まれていて気管支拡張作用、血圧上昇作用、心臓に対する興奮作用、中枢神経系に対する興奮作用、中枢性発汗作用、骨角筋に対する廣疲労作用があります。中医学的には風寒に対し発汗散寒させ、咳や喘息を抑える働きもあります。発汗作用や利尿作用により水腫を治す働きもあります。さらに、風湿による関節痛にも用いられます。
麻黄は麻黄湯、麻黄附子細辛湯、麻杏甘石湯、麻杏薏甘湯、越婢加朮湯、葛根湯、五虎湯、五積散、小青竜湯、神秘湯、防風通聖散、薏苡仁湯、大青竜湯に用いられています。
MENU
- 口腔疾患の漢方治療
- 漢方医学とは?
- 漢方薬の服用方法
- 漢方薬の理論
- 診断・治療
- 漢方薬
- 生薬
- 漢方薬を使う病気
- 病気・病態
- 第31回日本歯科東洋医学会学術大会 発表内容
- 漢方治療 患者様の声2
- 漢方治療 患者様の声1