●口腔顔面痛
口腔顔面痛
口腔顔面痛とは?
口腔顔面痛とは顔面を含めた頭頚部に起こる痛みの総称で、その多くがストレスなどの心理的要因によって生じた筋肉痛(筋筋膜痛)です。痛みの原因が多岐にわたることに加え、原因不明なケースも多く、うつ病など精神疾患の一症状として口腔内の異常が現れる場合もあります。また、痛みの発生源と実際に痛む部位が一致しないことから、慢性痛に苦しむ患者が何年もの間、あちこちの医療機関を渡り歩くケースも珍しくありません。さらに、顔面痛を引き起こす病気はたくさん存在するため歯科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、整形外科、あるいは精神科や心療内科など、複数の診療科を同時に受診するケースが多く見られるのが特徴です。
口腔顔面痛の原因別分類
口腔内の病気…虫歯・歯周病など
筋骨格性の痛み…顎関節症、咀嚼筋の痛みなど
口腔周囲の病気…目・耳・鼻・咽頭・リンパ節など
頭蓋内の病気…脳腫瘍・脳動脈瘤など
神経性の痛み…三叉神経痛・舌因神経痛(発作性) 帯状疱疹後神経痛・非定型歯痛など(持続性)
神経血管性の痛み…片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛(機能性頭痛) 側頭動脈炎・脳内出血など(症候性頭痛)
心因性の痛み…身体表現性障害・うつ病・統合失調症など
口腔顔面痛治療のポイント
「どの器官からどんな症状が生じているのか」を見極めることが、口腔顔面痛の治療における最重要ポイントです。また、薬物療法や心理カウンセリングに加え、ご自身に合った「痛みのコントロール法」を身につけることが大切です。
●電話番号
072−646−8445
●メールアドレス
higuchi@higuchidc.com