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半夏剤
水滞を改善するために苓朮剤や半夏剤を用います。前者は茯苓と白朮・蒼朮が含まれ、全身の湿を除いてくれます。これに対し後者は上焦(胃より上部)の湿を取り除きます。即ち、半夏は隆性作用があるということです。
半夏とはカラスビシャクのコルク層を除いた塊茎のことで、シュウ酸カルシウムの針状結晶です。半夏を誤って口に含むとこの針状結晶が口やのどの粘膜に突き刺さり、とても痛い思いをします。生姜はこの痛みを緩和する働きがあり、半夏と生姜・乾姜はセットで用いられます。
小半剤の代用方剤は小半夏湯であり、生姜と半夏の2剤のみで構成されています。つわりや乗り物酔いのファーストチョイスとして用いられる方剤です。
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