2008年8月13日(水)
ドライマウス
最近、食べ物が飲み込みにくいんです。特別パサついたものでなくても、飲み込む時につかえた感じがして、いつも水分が欠かせません。夏で汗をかくので、体に水分が足りないのでしょうか?それとも他に何か疑われる病気はありますか?
長野県 30代 女性 「とこ」さん
回答:ひぐち歯科クリニック 院長 樋口均也 先生
Q:先生、これはどういった症状なんですか?
A:夏は特に体内の水分が不足しがちで「口の中の乾燥」を感じやすい季節ですが、この方のように「いつも食べ物が飲み込みにくい」となると「ドライマウス」の典型的な症状だと思われます。「ドライマウス」とは唾液の分泌量が少なくなる事で口の中が乾燥してしまう病気で、日本では今800~3000万人が「ドライマウス」の症状を持つと言われています。
具体的な症状としては…
- 食べ物が飲み込みにくい
- 口やのどが渇き頻繁に水を飲みたくなる
- 舌に痛みを感じる
- 味がよくわからなくなる
などが挙げられます
Q:なぜ「ドライマウス」になってしまうのですか?
A:「ドライマウス」の原因は様々で、緊張やストレスによって起こるとも言われていますし、他には唾液腺、涙腺などの分泌腺の障害による病気や糖尿病や貧血、薬剤による副作用も原因となる場合があります。原因が様々である事から、出来れば1度「ドライマウス」に対応できる医療機関に行き、原因を探ることが一番です。ただ「ドライマウス」の原因がハッキリしない方も多くいらっしゃいます。
Q:原因がハッキリしないドライマウスに対してどのような治療法があるのですか?
A:やはり一番、大切なのは唾液の分泌量を増やす事です。病院では唾液の分泌を促進させる薬や漢方薬が処方され他にはマウスピースのような形状の保湿装置があり、それを装着してもらう治療法があります。
Q:この時季は水分補給も大切だと思いますが、水分補給のポイントはありますか?
A:「ドライマウス」の人にとって水分補給はとても大切です。ただ水分なら何でもいいというわけではなく、例えばウーロン茶や緑茶などには唾液の分泌を抑制する作用がある「ポリフェノール」が含まれているので、普通の水がベストです。水分補給のコツは「朝の歯磨き後にコップ一杯の水を飲む事」が唾液分泌を一番スムーズにしてくれます。
家庭でできる「ドライマウス」の対策法
1.「コロコロガム法」
- まずガムをよく噛み小さく丸めます。
- そしてガムを舌の上に置き口の中で転がすだけ。
この方法は舌を動かす事で、舌の裏側の舌下腺(ぜっかせん)と呼ばれる唾液分泌腺を刺激し、長時間にわたって唾液を出し続ける事ができる。口の中で転がすものは「キシリトール入りのガム」が一番ですが、「アメ」でも代用可能。何もなければ転がすイメージで舌を動かすだけでも効果あり。また、「ドライマウス」の一因でもある口呼吸も防止できる。
2.「唾液分泌腺マッサージ」
耳の下と顔のえりとの間に、3本の指で押さえながら、軽く円を描くようにマッサージ。この部分に耳下腺(じかせん)と呼ばれる唾液の分泌腺があり、ここをマッサージする事で、サラサラの唾液分泌を促進できる。
フジテレビ ハピふる! ホームページより転載

