「なぜ歯科医なのかー私が歯学部を選んだ理由―」補足
|
|
同志社中学・高等学校
京都市に所在する私立の男女共学校。中学入学後は無試験で高校に進学し、6年間を過ごします。ほとんどが推薦で同志社大学に進学できるためクラブ活動が盛んで、個人の趣味を追及する学生が多く見られます。
また、学風の3大特徴の一つとして「自由の精神」があり、中学校から制服はなく、普段の学園生活を校則が支配することもありません。修学旅行や運動会もほとんど行われず、開催については生徒会の「今年はやろう」あるいは「やめておこう」という意向に従って決められます。さらに「三者面談」が行われたという記憶もありません。
二つ目の特徴は「キリスト教教育」で、中学校では毎朝8時過ぎから重要文化財に指定されているチャペルで礼拝が行われます(朝礼)。またキリスト教についての授業もあり、6時間目の授業の後には再度各教室で礼拝を行います(終礼)。高校では終礼がなくなりますが、朝礼とキリスト教の授業は引き続き行われ、毎日聖書の朗読があるため有名な文言は大抵暗唱できるようになります。
三つ目は「国際主義」で、中学1年生からアメリカ人教師による正しい発音を聞き覚えたお陰で、ニュースの英語などを聞き取ることが楽しみになりました。また、交換留学制度などもありましたが、それとは無縁の学園生活を送ったことが今となっては悔やまれます。
同志社では何かを強制されるということがないため、「自分の力を試してみたい」あるいは「伸ばしてみたい」と学生がそれぞれで打ち込めるものを探します。私の場合は「受験勉強」に興味を持ち、自発的に勉強を始めました。高校受験を経験していないため大きく出遅れていましたが、高3から高校の全教科の教科書を一から見直し、短期集中で3年分を勉強しました。じっくり勉強したわけではありませんが、その充実した1年間を思うと懐しい感慨をおぼえます。
<< 歯科医療に全力を尽くす人生を2へ戻る | 駿台予備校へ進む >>
<< 院長・スタッフ紹介へ戻る
<< ひぐち歯科クリニック トップページへ戻る
|