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恒河沙主催の訪問支援から就労まで 恒河沙サポーターの力で就労支援を考えるのシンポジウムで講演発表しました2014年2月2日(日)、京都で開催された「訪問支援から就労まで」において当院長が講演発表を行いました。タイトルは、「自立に備える口腔ケア」です。 自立に備える口腔ケア(要約)引きこもりの問題を抱える青少年にとって、口腔内の病気は大きな問題です。たとえば、抗不安薬や抗うつ薬などの副作用によって口の手入れがおろそかになるといろいろな問題が発生します。 ドライマウスは口呼吸が原因で唾液の出る量が減ったり唾液が蒸発したりすることで起きます。薬の副作用のほか、口数が少ない、あまり噛まずに飲み込む習慣がある、ストレスを抱えていることも唾液の量を少なくさせる要因となります。 唾液には殺菌作用や潤滑作用、粘膜保護作用、自浄作用、緩衝作用などの働きがありますが、ドライマウスになると、これらの働きが損なわれます。また口の渇きにより口中がネバネバしてとても気持ち悪く感じます。 ほかに深刻化しやすいのが口臭とむし歯です。口臭は、どの程度のものかが自分ではよく分かりません。そのため、人と話すとき口臭を意識し過ぎてしまい、それが高じて外出すら困難になるケースもあります。つまり、口臭が対人関係の不安を引き起こし、自立を妨げる原因になるのです。 むし歯も治療せず放っておくと、穴が開いたり醜くなったります。それがコンプレックスとなり、人前で口を開けて話せなくなる人がいます。また噛みしめはゲップやおなら、腹部膨満感などを引き起こす空気嚥下症の原因となります。人前でおならが出ることを恐れて外出できなくなる人もいます。 せっかく引きこもりを克服して学校に戻る、または自立して社会に出て行こうとするとき、こうした問題に足を引っ張られるのは大変残念です。 しかし、正しい口腔ケアの方法を身につけたら口臭の発生を抑えることは可能です。また、大きな穴が開いたむし歯は速やかに削り、詰めて治し、むし歯ができやすい生活習慣を改めることで繰り返しむし歯になるのを防ぐことが出来ます。 口腔ケアには四つのポイントがあります。一つは、「プラークコントロール」。歯垢や舌苔などの汚れを取り除き、細菌感染を予防することです。次は「モイスチャーコントロール」。さらさらの唾液を出し続けることによって口の中の潤いを保ちます。これによりむし歯や歯周病、口内炎、味覚の異常、口臭、舌痛症などが予防できます。 三つめは、「pHコントロール」。口腔内を中性に保ち細菌感染や味覚の異常を予防します。最後は「力のコントロール」。噛みしめの問題から身を守ることです。噛みしめは、むし歯や歯周病、咬耗、知覚過敏、歯根破折、楔状欠損など、多くの歯のトラブルを引き起こすだけでなく、口内炎や顎関節症、肩こり、緊張型頭痛、舌痛症、空気嚥下症の原因ともなります。 これら四つのケアを適切に組み合わせて実践することで、ほとんどの口の問題を自力で改善し予防することが可能です。従って、自立した社会生活への第一歩を踏み出すためにも、ぜひ口腔ケアを積極的に取り入れ、習慣として定着させていきましょう。 引きこもりを中医学にとらえると、その初期には気滞の要素が強いと考えられます。「肝鬱気滞」は引きこもりの代表的な証だといえます。気滞から血瘀や水滞へと発展する場合もあります。気滞の状態が長期化すると、気の働きが低下し、気虚へと?移行します。血虚も合併し、気血両虚となる場合もあります。 ストレスで気が高ぶったり、イライラしたりして頭痛を起こすような場合、気の巡りをコントロールする肝の機能を整えることが重要です。気が張って脇腹が痛くなったり、口が苦く感じたり、のぼせたり、便秘になったりするような症状も、気の巡りを良くし、余計な熱を冷ますことで緩和されることがあります。 肝の機能を整えてイライラを改善する食材にはセロリ、芹、ミツバ、クレソン、トマト、ピーマン、菊花などがあります。
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