





   

当サイトは
リンクフリーです
|
ひぐち歯科クリニック トップページ > お知らせetc > Q&A > Q&A25 当クリニックへのメールでの質問と回答
Q&A25 当クリニックへのメールでの質問と回答
|
|
歯が痛く、抜歯後も痛み続けています
1年前に右下奥歯のクラウンが高かった為、歯根膜炎と診断され神経を抜いた後,歯茎全体にズキズキとした痛みが続き1年たっても治らないので、2か月前に抜歯したのですが、抜歯痕を中心に歯茎のズキズキした痛みが取れず上顎や下前歯、右奥の舌の根元にも痛みが広がる事もあります。
抜歯痕はきれいに治ってきている。
レントゲンも異常がない。
歯科的には問題がない(歯科医談)
睡眠中は余り感じないが、起きると再び痛みを一日中感じる。
抗生物質を1日4回×8日飲んでも変化がない。
疼痛が1年以上続いている。
こういう今の状態が続いております。どのような治療を受ければよろしいのでしょうか。
長きに渡って痛みが続いているのですね。抜歯後も痛みが続くことから、原因は歯そのものではなさそうです。また、抜歯痕を中心に痛みがあることから神経の治療中、あるいは抜歯時に周囲の神経を傷つけてしまった可能性が考えられます。さらに、右下奥歯のクラウンが高かったことから、歯根膜に負担がかかっていたのかもしれません。一般的には抜歯により改善するはずですが、右奥で強く噛む癖があると周りの歯に負担がかかるため、痛みが続く可能性もあります。但し、このケースではレントゲン写真に異常が認められることが多いものです。
その他の原因としては、ストレスが挙げられます。ストレスに対する身体の反応には頭痛や肩こりなど個人差がありますが、口の中に異常が発生する場合もあります。特に右下奥歯のクラウンの違和感とストレスが重なってしまったことにより、痛みが出てきた可能性は大きいでしょう。このような痛みは原因となっている違和感を取り除いても、ストレスがなくならない限りは続いてしまいがちです。
以上、お話から推察しましたが、上記のどれにも当てはまらないケースもあります。それは原因不明の神経そのものの異常を指し、痛みを伝える機能には問題がないにもかかわらず痛みを感じ続けるという病気です。これらの2例は歯科的には問題なしとされるケースがほとんどですが、実際にはこれらが原因でお口に異常を感じて受診される方が後を絶ちません。つまり、原因がよくわからない痛みが長く続くような場合に根本的な原因を取り除くことは困難ですが、痛みを和らげて日常生活に支障のない状態に変えていくことは可能なのです。痛みそのものがストレスになり、さらに症状が悪化するという悪循環を断ち切るためにも、やはり積極的な対応が必要でしょう。
具体例を挙げると、食いしばりがある場合はその癖を改善したり、食いしばりによる歯や顎の骨、筋肉に対する負担を軽減していく必要があります。一方、痛みに対しては抗うつ薬や抗けいれん薬の内服が有効です。いずれにせよ早期に受診されることをお勧めします。
|
↑このページのトップへ戻る
<< Q&Aへ戻る
<< お知らせetcへ戻る
<< ひぐち歯科クリニック トップページへ戻る
|