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開業医・リハビリテーション療法合同セミナー「スタッフみんなで慢性痛に向き合う」講演内容 梅崎 

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開業医・リハビリテーション療法士合同セミナーにおいて梅崎が講演しました

2024年2月4日に大阪市で開催された開業医・リハビリテーション療法合同セミナー「スタッフみんなで慢性痛に向き合う」において、梅崎が「さまざまな症状を持たれている患者へのコメディカルスタッフのかかわり方」という演題で講演しました。

さまざまな症状を抱える患者とコメディカルスタッフとの関わり方

梅崎は公認心理師の資格を持ち、歯科衛生士業務の傍ら認知行動療法と森田療法を担当しています。今回の講演では、心理士の資格を持たない歯科助手や受付事務に向けて、患者対応におけるノウハウを解説しました。また、外来診療において森田療法を実施した口腔異常感症の症例を紹介しました。

コメディカルの役割:

 
  1. 積極的なコミュニケーション
  2. 心情面のサポート
  3. 知識と情報の提供
  4. さまざまなケアプログラムの作成と調整
  5. 適切なホスピタリティ
 梅崎発表風景

講演内容

虫蝕や歯周病といった一般的な疾患とは異なり、口腔内の痛みや違和感を訴える患者がいる。当初は歯の問題と捉えて歯科医院を受診するが、特に異常はないとの回答が返ってくる。やがて治る気配を見せない口腔症状に不安を感じ、インターネット上で検索を繰り返しながらドクターショッピングに走る事態となる。労力を費やしても収穫のない日々の中、不安や焦りに意識がクローズアップされる。

しかし、症状の改善が見られないと、次第に不安も大きくなっている。

上記のような患者に対して、当院では歯科医師のみならずコメディカルスタッフ全員が対応し、情報を共有している。患者が訴える症状の改善に終わらず、症状に伴う不安を払拭し、前向きな気持ちで通院できるよう心情面のサポートに注力している。今回の講演では、身体症状を伴う歯科心身症患者に対する、問診時の対応についての解説と症例提示を行った。

問診時ではまず、症状や経緯など必要事項を漏れなく質問していく。その際、自分の症状への理解を求めるあまり、感情的な言動を見せる傾向がある。話が過去や未来に脱線しても、その都度現在の症状や不安に関する問題に時制を引き戻す必要がある。治療者側に求められるのは、悩みを抱えながらも生活を継続してきたという事実を認めて称賛し、労いを表現する姿勢である。なぜこのような症状が出てくるのか、いつか治るのか、どこに行けば治してもらえるのか、雪だるまのように膨らんでいく不安が常時患者を圧倒してきた。説明しても自分の感じている症状に対する理解が得られないという葛藤が、さらなる症状を生み出すこともある。従って、治療者側が患者への理解を表現する姿勢こそが患者を癒し、延いては不安解消へつながるともいえる。

今回の症例では、口の中の気持ちの悪い違和感を抑えようと強い食いしばりを行い、無意識に顎を動かすという症状から、噛みしめ癖を伴う体感異常症と診断した。この症状が原因で日常生活にも支障があるとの訴えから、生活の質(QOL)の低下が顕著にみられた。そのため、症状の改善を目指す薬物療法などの治療と併せて、早い段階から心理療法を実施することとした。患者と医療者側が「焦らず治していきましょう」と治療同盟を結成した。

生活の質の向上を目指す心理的介入として、森田療法の日記指導を実施した。来院時以外の日常における患者の行動や感情が日記に吐露された。他人の視線が気になる、家族以外とは話すことも外出も困難、家事も手につかない状態。そこから脱出するために、症状があってもできることを共に考え、マイペースで少しずつ取り組んでみるように提案した。

近くのお店への買い物や散歩など負担の少ない範囲から始め、家事についてはできそうなことから少しずつ手をつけてみることにした。できることから短時間、まず実行してみると次第に行動範囲が広がり、外出回数も増えていった。症状があっても取り組めた行動については、治療者側のコメントを積極的に日記に書き込んだ。自らの行動を評価されることが患者を支え、自信となることを患者自身が体得していった。症状の軽減はゆっくりとしたペースであるが、生活の質の改善は顕著である。

今回は公認心理師と歯科衛生士という二つの立場から患者に向き合ってきたが、患者の心に寄り添うという基本的な姿勢があれば、他職種のコメディカルスタッフであっても心理的支援は可能であると考える。

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