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口の中にできるガンの多くは粘膜の表面に発生します。舌ガンや歯肉ガン、口唇ガン、頬粘膜ガン、口蓋ガン、口底ガンです。見た目は形や色が不規則な隆起であったり、潰瘍であったりします。中には粘膜の表面はほとんど変化せずに、粘膜が硬くなって、しこりができるものもあります。ガンの初期のものは隆起や潰瘍ができずに白くなったり赤くなったりしているだけのものもあります。病理組織学的には多くが扁平上皮ガンです。
口腔粘膜にできるガンで2番目に多いのは唾液腺にできる腺ガンです。唾液腺ガンは半球状に膨らみ、潰瘍ができることはほとんどありません。粘膜が黒くなって隆起してくる悪性黒色腫もあります。
上顎洞の粘膜に生じる上顎洞ガンは腺ガンも扁平上皮ガンもあり、進行すると上顎の歯や歯肉にも影響が出て発見されることがあります。
顎の骨にできる悪性腫瘍は骨肉腫や筋肉腫などです。悪性リンパ腫や多発性骨髄腫(形質細胞腫)が生じることもあります。
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これらはいずれも舌痛症の典型的な症状です。このような症状が現れたらどこで診てもらいますか。耳鼻咽喉科ですか、内科ですか、皮膚科ですか、歯科ですか。実は舌痛症の治療を専門としているのは口腔内科なのです。口腔内科はドライマウスや味覚障害、口内炎、三叉神経痛、口腔顔面痛などの診察を得意としています。
口腔外科は歯科の一分野で親知らずの抜歯や骨折、口腔ガンの手術など主に外科手術を行う診療科です。多くの大学病院や大きな総合病院には口腔外科が設置されており、近年は歯科口腔外科を標榜する歯科医院も見かけるようになってきました。
一方、「口腔内科」をご存知の方は少ないと思います。口腔内科とは口腔疾患を診断し手術以外の方法で治療する診療科です。欧米や中国、韓国では口腔内科はよく知られていますが、日本では口腔内科(口腔診断科を含めて)を名乗る医療機関はほとんどありません。また、口腔内科を専門とする歯科医もとても少なく、口腔内科の病気の治療は口腔外科医が片手間で行っている場合が少なくないのです。
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