エナメル突起の除去

ROOT FURCATION

根分岐部の表面はセメント質で被われているが、この部分にエナメル質が長く伸びている場合があります。これを「エナメル突起」といい、根分岐部に深い歯周ポケットができやすく、根分岐部病変を生じやすくなります。通常、歯肉溝の底の部分の歯肉と歯根面は「結合織性付着」という方法でしっかりとくっついています。ところが、歯肉とエナメル質はこの付着が弱いため、エナメル突起があるとちょっとした炎症でも歯周ポケットが生じやすく、治りにくいのです。

エナメル突起は下顎に多く、第2大臼歯に生じやすいとされています。対処法はエナメル突起を削除することです。

通常よりエナメル質が長く伸びている
パノラマエックス線写真
右側の歯の根分岐部に楕円形の 黒い影（透過像）がある

MENU

• 透明な息をつくる

  >> 口臭コントロールグッズ

• 根分岐部病変とは
• 　根分岐部病変の診査法
• 　根分岐部病変の重症度分類
• 　歯周外科手術
• 　ファーケーションプラスティー
• 　トンネリング
• 　骨移植術
• 　エムドゲイン療法
• 　ルートセパレーション (２咬頭化、３咬頭化）
• 　ヘミセクション、トライセクション
• 　ルートアンプテーション
• 　歯内療法
• 　エナメル突起の除去