ストレスが口臭を引き起こすことを示した実験結果です。ブラジルの歯科学生71名について、生化学の試験を受ける前後の唾液分泌量と口臭の変化を測定しました。実験には男性24名、女性47名の学生が参加しています。実験の結果、ストレスが唾液分泌量を低下させ、口が乾いて口臭が強くなるという傾向がみられました。
唾液分泌量
1週間前 試験日 1週間後
0.52ml/分 0.32ml/分 0.57ml/分
唾液分泌量は試験日当日に減少し、試験の1週間後には増加しました。ストレスがかかると唾液の分泌量が減るという結果です。
口臭(揮発性硫黄ガス)
1週間前 試験日 1週間後
73.6ppb 113.1ppb6 64.3ppb
口臭は唾液分泌量と正反対の変化を示しました。ストレスがかかると口臭のガス濃度が増加するという結果が出ています。
Queiroz, C. S., Hayacibara, M. F., Tabchoury, C. P. M., Marcondes, F. K.,
& Cury, J. A. (2002). Relationship between stressful situations, salivary
flow rate and oral volatile sulfur‐containing compounds. European journal
of oral sciences, 110(5), 337-340.
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