勃起障害(ED)はストレスや薬の副作用、血管や神経の障害によって引き起こされます。ペニスの血管は歯肉の血管と同様に細く、同時に異常が生じることがあるため、EDと歯周病は同時に発症することがあります。
158名を調査対象としたスペイン・グラナダ大学歯周病科の研究では、歯周病がある男性は歯周病がない男性と比べてEDに2倍なりやすいことが判明しました。調査対象となった歯周病患者の歯周病を治療したあと歯周病が改善すると、勃起機能も同時に改善しました。その後、中国・曁南大学の研究者が20万人以上を対象とした大規模な疫学研究を行ったところ、歯周病があると勃起障害のリスクが3倍以上にもなることが判明しました。
Martín, A., Bravo, M., Arrabal, M., Magán‐Fernández, A., & Mesa, F.
(2018). Chronic periodontitis is associated with erectile dysfunction.
A case–control study in european population. Journal of clinical periodontology.
Zhou, X., Cao, F., Lin, Z., & Wu, D. (2019). Updated Evidence of Association
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