「グラスファイバーポスト」
抜歯後のトラブルも金属アレルギーもなし!
グラスファイバーポストが高い審美性と理想の白を実現します!
虫歯その他の原因によって歯の神経を除去すると、その後の処置として歯の補強を行う必要があります。そこで問題となるのが材料、つまり「何を使って補うか」です。従来ではその際、金属の土台(メタルコア)を差込み、その上に被せ物(クラウン)を作る治療法が主流でした。しかし、金属製の土台は長期間にわたって歯に強い力をかけ続けるため、抜歯後の残存歯質が少ないと歯が割れたり折れたりするケースもありません。歯には本来弾力があり咬合力が加わるとしなりを見せますが、一方の金属は弾力性に乏しく歯ほどしならないため、歯の側に大きな負担がかかってしまうのです。
そこで登場したのが「グラスファイバーポスト」を
土台に使った治療法です。この方法は、歯の象牙質と同程度の硬度と弾力性を持つグラスファイバーをコアとなる部分に挿入して支柱とするものです。わが国では、最近になってようやく認知され始めた治療法ですが、アメリカをはじめとする先進諸外国ではすでに広く普及し、グラスファイバーは現時点で最も理想的な材料として高く評価されています。
では、金属と比較してグラスファイバーのどの点が優れているのでしょうか。第一に挙げられるのが、その弾力性です。前述のように、グラスファイバーは私たちの歯の象牙質と同等の弾力=「しなり」を持っているため、歯が破損する危険性がきわめて低いのです。この点だけを取り上げても、グラスファイバーが金属を質的に上回る材料であることがわかります。
しかし、グラスファイバーの利点はそれだけに留まりません。レジンセメントを用いて象牙質と強度に接着させるため、クラウンが外れにくく、トラブルを起こしません。また、歯肉との境目が黒ずんでしまいがちな金属の土台とは違い、グラスファイバーは歯を腐食させないため、ブラックマージンと呼ばれる黒ずみが起こりません。さらに、光の透過性が天然歯に極めて近いという特徴から、グラスファイバーポストにセラミックの歯を被せると、きわめて高レベルの美しさに仕上げることができます。このようにグラスファイバーで治療を行うことにより、高い審美性が実現するのです。
また、エックス線造影が可能であることから正確な診断を下すことができるうえ、再び根管治療を行う際にも、グラスファイバーポストなら簡単に撤去できるという利便性があります。さらに、体内でイオン化しやすい性質を持つ金属とは異なり、金属アレルギーを起こす危険性がないため安心です。
|
|
|
|
|
最も理想的な材料である、グラスファイバー
|
|
グラスファイバーポスト
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
模型上にて
|
|
高い審美性が実現できる
|
|
|
|
口腔内にて
|
グラスファイバーポストの4大メリット
- 弾力性に富み、歯が割れにくい
- 白く天然歯とよく似た透過性を持ち、審美性が高い
- 再治療時の除去が簡単にできる
- 金属アレルギーの心配がない
>> オールセラミッククラウンについてはこちらをクリック
|