虫歯リスクについての考察
リスク7.噛まない食事
野菜中心の食生活では、噛まないと飲み込めないため、必然的によく噛むようになるものです。また、野菜に含まれる食物繊維が口の中の食べかすを取り除き、豊富に出た唾液が食べかすを洗い流してくれます。ところが、よく噛まずに飲み込んだり水分で流し込むような食べ方では食べかすがあちこちに残り、唾液もあまり出ないため虫歯の抑制効果も期待できません。従って、肉中心のメニューやファーストフード、インスタント食品などの多い食事は、虫歯ができやすい危険な食生活といえるのです。
リスク8.歯みがき
前述の通り、虫歯ができる第一の原因は歯垢(プラーク)にあるため、毎日の正しい歯みがきでしっかりと歯垢を取り除くことが欠かせません。当然ながら、歯みがきを怠ると虫歯になるリスクは高くなります。ここで大切なポイントは、たとえ一日2回3回と磨いていたとしても、肝心のブラッシング方法に問題があると、磨き残しが生じてしまうということです。また、磨くタイミングが適当でない場合も虫歯になりやすいものです。従って、歯科で自分に合った歯みがき方法の指導を受けておくことをお勧めします。
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リスク9.唾液
唾液は、独自の優れた殺菌能力によって、虫歯菌を含むさまざまな口腔内細菌の繁殖を抑え、口の中を清潔に保っています。そして、唾液のもうひとつの重要な役割である緩衝作用により、飲食物で酸性に傾いた口の中を中性に戻すことで、虫歯菌の活動を抑制しています。従って、サラサラした大量の唾液が出なかったり、何らかの事情によって緩衝能力が低下した場合は、虫歯発生のリスクが格段に増加してしまうのです。
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