歯間ブラシの効果とは
プラークコントロールつまり歯垢の除去には、いうまでもなく毎日の正しい歯みがきが欠かせません。しかしながら残念なことに、歯みがきだけでは61%の歯垢除去効果しかありません。もちろん、この数字は自分に合った適切な歯みがきを日々、怠らずに行ってのこと。いつもいい加減に歯みがきを済ませている場合は、当然もっと低い効果しか得られないのです。プラークコントロールには、まず何より正しい歯みがきを。そして、そのうえで積極的に歯間ブラシやデンタルフロスなどの補助用具を利用しましょう。
前述のように、歯みがきのみの歯垢除去効果は61%となっています。ところが、ここに歯間ブラシをプラスすると、歯垢除去効果は85%まで跳ね上がります。歯みがきとデンタルフロスの併用効果が79%ですから、「歯みがき+歯間ブラシ」の効果の高さがわかります。
そして、もうひとつ注目すべきは、歯間ブラシによる歯茎の炎症の改善効果です。歯みがきと歯間ブラシを併用しはじめてから4週間後の歯茎の炎症改善効果を見ると、55%もの効果が認められています。通常の歯みがきによるブラッシングだけでは、25%しか歯肉の炎症を抑える効果がないのですから、歯間ブラシ併用での55%は、やはり高い数字といえるでしょう。
このように、「歯みがき+歯間ブラシ」の使用はプラークコントロール(歯垢の除去)のためにも、また歯肉の炎症改善のためにも、大変優れた方法なのです。
<歯間ブラシ>
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