第56回日本口腔外科学会総会・学術大会において研究発表を行いました

2011年10月21日~23日の3日間、第56回日本口腔外科学会総会・学術大会が大阪大学第一口腔外科主催でグランキューブ大阪で行われました。質疑応答

認知行動療法を用いた口臭治療

  • 医療法人慶生会 ひぐち歯科クリニック1)
  • 医療法人 ほんだ歯科2)3)
  • ○樋口均也1)、本田俊一2)3)

【目的】

歯科を受診する患者にはしばしば客観的な口臭が認められ、その多くに歯周病などの病的な原因が観察される。一方で、口臭に悩む「口臭症」の患者の多くは口臭の臭気レベルが低く、客観的評価が困難なことが多く、器質的な原因が見出せない場合が多いために治療に難渋する。口臭に対する不安の原因が、口臭そのものではなく付随する不快症状の誤認や、原因についての認知の歪みであるケースが多い。本研究では口臭症に対する認知行動療法の有効性を検討した。

【材料および方法】発表風景

2005年10月から2011年4月までの間、口臭を主訴として来院した患者283名を調査対象とした。口臭に対する認知のゆがみを気づかせ正しい認識を得るためのサポートや生活調査票の記録、口腔生理機能を高めるための機能訓練、および生活指導などの認知行動療法を用いて口臭治療を行った。

グランキューブ大阪

【結果】

若年期に発症し、病悩期間が長く、口臭を主観的に自覚する者が多くみられた。粘つきや乾燥感などの不快な口腔内感覚を自覚して不安になったり、他人の仕草を気にしたりする患者が多数を占めた。治療後は口臭ガス濃度及び口臭に対する不安の有意な軽減を認めた。

【考察】

口臭外来を受診する患者は、感覚障害や心理・社会的な要因を抱えていると推測される。また、口臭症治療では「口臭に対する不安」を解消することが治療の最終目的となる。これに対し、認知行動療法は有力な治療選択肢となりうることが示された。

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